本文へスキップ
HOME 古民家鑑定 活動報告 お知らせ 男の隠れ家 (小さな家づくり) 孝雄の世界 リンク
小さな家づくり(その10:デッキづくり)
建物の玄関ドアをスムーズに開閉出来るようにするため、床の高さと合わせたデッキを作ることにしました。
まず、地面を整地し、束石の表面が水平かつ同一レベルとなるように設置しました。レベルがとれたら固定するためコンクリートで束石を固めました。
束石のレベルが水平となっていることを確認して、桁となる木材を当てて束のホゾ位置を確認しました。
束が立つ場所にホゾの切り込みを6ケ所入れました。
切り込みの穴が鉛直になるよう丁寧に加工しました。
デッキの上木となる2b4材と、束木を用意し、束の部分はレベルを合わせてホゾを6本切り込みました。
デッキなので、頑丈で硬い木材を使ったので加工は大変でした。
  作ってからペンキを塗布するか、ペンキを塗布してから組み立てるか・・・
悩みましたが、仕上がりの美しさを考えてペンキを先に塗布しました。
これがデッキづくりに必要な部材のすべてです。
  ペンキを先に塗布したため乾燥させる期間が必要になりましたが、すでに本体は床まで仕上がっているので室内で十分に乾燥させることが出来ました。
   デッキを組み立ててしまうと、デッキ下に生える雑草の除去が大変なので、雑草対策をすることにしました。
まず、束石の回りを丁寧に除草して、さらに砂をまいて平らにしました。
   束石以外の土の部分に雑草対策として防草シートを敷き詰めました。
  雑草対策のため敷き詰めた防草シートの上にジャリを数センチ敷き詰めました。
これで雑草はあまり出てこないものと思われます。
そして、束石の上に束を乗せてコンクリート・ボンドで固定しました。
   固定した6本の水平な束の上に桁となる木材を掛け、ホゾを組み込みました。
これで、デッキの基礎部分はビクともしなくなりました。
   束と桁は在来軸組み工法と同じ工法で組み立てられており、釘等を一本も使っていませんが、強度は充分に頑丈です。
後は、ホゾの出っ張り部分を切り落とせば上部は水平状態となっているので、横木を渡すのみとなります。
  ここまで出来れば、後はペンキを塗布済みの2by4材を一定の間隔をあけて張っていくことになります。
   2by4材を張り終えたデッキです。
頑丈にできているので、2〜3人程度が乗ってもビクともしません。
疲れたので・・・この上でお茶でも飲んで休憩します。
   完成したデッキです
このデッキのおかげで、室内の床と高さを合わせることが出来、建物への出入りがバリアー・フリーとなりました。。